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Written by Juoku Miruru

トラウマの黄色いバス.. 

昨日たまたま、

YouTubeで子供の頃の写真アルバムを見ている動画が流れてきた。

私もなんだか自分のアルバムが見たくなって、大事に保管してあったアルバムをだしてみた。

 

子供の頃は活発な女の子で外遊びが大好きだった私。

小学生の頃の写真は、ガングロwww

ものすごい日焼けをしていたんだな〜

 

今じゃ、

日焼けするのが嫌で嫌で、夏は長袖にサングラスに帽子にマスク。

日傘は持たないが、まさにこのイラストどおり..

 

そして、

そう!日焼け止めはマストアイテムだ。

 

アルバムの写真を見て思い出したことがある。

 

幼稚園の頃の記憶はほんの少ししかないが、

この出来事だけは鮮明に覚えている。

今でもトラウマだ...

幼少期、父親の仕事の都合でアメリカに住んでいた。

幼稚園は家から遠くて、黄色いバスで通っていた。

バスの運転手さんは女性の人で、送り迎えは毎日同じ人だった。

 

母は毎朝、私のバックに果物とサンドイッチとスナック菓子を詰め

バスまで送ってくれていた。

 

当時はりんごが大好きで、特に緑色のりんごがお気に入りだったな〜

母はけしてお弁当作りを手抜きしていたわけではなく

アメリカでは、これが普通のお弁当だったww

 

下校時間になると、

幼稚園の外は黄色いバスが何台も止まっていた。

先生がバスに乗せてくれるのではなく、

自分で運転手さんの顔などを確認して乗ってたような気がする。

 

ある日..

私は知らず識らず乗るバスを間違えてしまった。

 

いつも通らない道を通っていくバス。

「今日は違う道から行くのかな〜」って思いながら

のんきにバスの窓ガラスから外を覗いていた。

 

いつもなら私は、早めに降りる方だから1人になることはないが、

気づいたらバスの中は私以外、誰もいなくなっていた。

 

バス運転手さんは私を見て

「あれ?君はだれだい」と聞いた。

 

私は顔を見て...

ここで初めて運転手さんが男性で

いつもの人じゃない事に気づき号泣してしまった。

 

運転手さんは優しいおじいさんで、

私に「見覚えがない子だね? バス間違えちゃったのかな?」と訪ねた。

 

私は、泣いてばかりで何も話せなかった。

 

運転手さんは私に

「とりあえず幼稚園に電話するから待っててね」と言った。

私はただうなずくことしかできなかった。

 

 

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その頃、

家では、母親がパニックになっていたらしい。

いつもだと1時間以内には家に戻ってくるはずなのに...

大幅に時間が過ぎていて、私はまだ家についていなかった。

 

母は英語が苦手であまり喋れなかったので、

父に連絡して私がまだ帰ってないことを伝えた。

 

父は急いで幼稚園に連絡し、確認してもらったが

当然私は幼稚園にはいない。

 

いつもお世話になっている、女性バス運転手さんにも連絡したが...

「バスには乗っていませんよ」と言われ。

 

大騒ぎになっていた...

 

父は慌てて親戚のおじさんに電話して、

手分けして探すようお願いしていた。

 

 

でも、

ちょうどバス運転さんが幼稚園に電話をしてくれて

私がバスを乗り間違えた事を教えてくれた。

住所を聞いてくれて、私を家まで送り届けてくれた。

 

本当に優しくて親切な運転手さんだったな〜

 

家の外では母がずっと待ってってくれて、

バスの窓ガラスから見えた母を見て私は号泣した。

バスから降りてすぐに母に抱きついた。

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母は涙目で見つかってよかったと言い

バス運転手さんに何度も何度もお礼を言っていた。

 

その後の記憶がないが..

私は泣きつかれて寝たそうだ。

 

それ以降、

登校はバスで帰りは父親か、親戚のおじさんが迎えに来てくれるようになった。

 

ドラマや、映画で黄色いバスを見ると毎回このできごとを思い出すから

本当に嫌いだ〜